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小学校現場で奮闘している広島の教師が、目ざす子どもの姿の実現のために「いい授業をしたい」「楽しい学校生活を提供したい」と集って学び合っています。


「教え合う」活動

「アクティブラーニング」の声が大きく聞こえるようになってきました。次期学習指導要領改訂の核となる文言で、「主体的な学び」「対話的な学び」「子ども同士の協働」等の視点からの改善を意図しています。

 

しかし、これらは戦後以来求め続けてきた学びの姿です。また、「創」においても、開設当初から研究の中心においてきた目ざす子どもの姿です。

 

その学びの方法の一つとして、「教え合う」活動があります。共に学び、共に伸びようとする気持ちが、この教え合う姿に表れ、ここにこそ学校の意義があると思います。

 

新任教員指導でかかわっているクラス(2年生)の子どもたちの活動の一コマを紹介します。

 

九九を覚えています。覚えた九九を皆の前ですらすら唱えられたら合格としていますが、どうしても覚えるのが苦手な児童がいます。なかなか合格になりません。

ある休憩時間、4人グループのみんなが輪になって、一つの段の九九を一緒に唱えてはその子が唱えるのを繰り返しています。ある者は一緒に唱えながら書いた九九を見せたり伏せたり、少しずつ伏せるのを増やし、本人が覚えて言い終わったら一緒に大喜びです。そうして、全部の段を覚えて皆の前で唱えることができました。

 

今回は九九でしたが、それが本読みであったり跳び箱であったり・・・と、少しずつ広がって、いろいろな活動に見られるようになってほしい姿です。

 

子ども同士が「教え合う」活動は、共に学ぶという仲間意識を育みます。個々の友達のよさも弱さも強さも知り合えます。

友と一緒に「次はこんな勉強をしたい」という学習意欲もわきます。みんなでわかるようになることを喜びとする広い心が育ちます。

友達の悲しみに心を寄せることができます。だれかがいじめられたら、自分のこととして一緒に解決しようとします。一人ではないから、正義を強く訴えることができます。

 

だから、「教え合う」活動が溢れる学習や学級経営を進めてほしいと、強く願っています。