小学校現場で奮闘している広島の教師が、目ざす子どもの姿の実現のために「いい授業をしたい」「楽しい学校生活を提供したい」と集って学び合っています。


研究大会の意味

先日、三原市立沼田西幼稚園・小学校の表現・図画工作科の自主公開教育研究会が行われました。

昨年度、広島県造形教育研究大会の会場だった学校です。その大会を機会に表現・図画工作科の研究に取り組まれ、充実した県大会を終えられましたが、本年度も続けて表現・図工の研究を深めたいという先生方の希望で継続されたとのことでした。

 

大きな研究大会は、ややもすればその大会までは全速力で走り、大会が終われば研究も一休みという状況が生まれがちです。

しかし、沼田西幼・小は違いました。

更に幼稚園では、本年度も沼田西幼稚園と沼田東幼稚園の合同保育の公開で、結ぶ手が大きく広がっています。

 

私は「大会は研究の一つのきっかけに!、そして通過点に!」と捉え、大会後もその前日と同じ研究姿勢を貫くのが本来の大会の在るべき姿だと考えています。

その姿勢をしっかりと具現化されている様子を拝見して、とても爽やかな気持ちになり、こんな幼稚園・学校が増えてほしいと願いました。

先生方の日々のご努力は言うまでもなく、それを可能にした校長先生のリーダーシップにも敬意を表しました。

また、昨年度より継続してご指導に当たられたと聞きます比治山大学 若元澄男先生のご助力の賜物でもあると強く感じました。

 

当日の若元先生と沼田西の先生方との間に流れていました一体感は、並々ならないご指導が続いていたことを語っていました。

 

こういう形で若元先生が日頃より提唱されている「3H美術教育」が根づき広がって、美術が子どもたちの人格形成に深くかかわるようになるのだということを改めて学ばせていただいた研究会でした。