ふるさと庄原市敷信で「子どもの人格形成と造形活動」についてお話する機会をいただきました。
ちょうど寒波襲来の雪の日でした。
幼少期から思春期までの私を育ててくださった人々、そして野も山も皆あたたかく、深い雪もまた懐かしさばかりでした。
子どもの人格形成を考える時、その環境である「ふるさと」の果たす役割はとても大きいものだと考えています。
家族や友達を大事に思うのと同じように、その地域の人々を含めたふるさとを愛する心を日々の生活や学習の中で育てたいものだと思います。
ちなみに、平成30年度広島県造形教育研究大会に向けた研修のお手伝いを少しさせていただいている庄原市立山内小学校では、学校教育目標を「ふるさとを愛し、夢に向かって学び続ける児童の育成」として日々の取組が進められています。地域の人々に見守られ、育てられている姿を垣間見ることがあります。学校と地域の協働意識の中で育つ子どもたちの幸せを感じます。
また、「創」のグループ研究の一つ「図画工作部会」のメンバーの実践では、6年生「わたしの大切な風景」の題材で、まず、なぜ選んだ風景が自分にとって大切な場所なのかを文章表現して明確にし、その風景に心を寄せて大事に思う気持ちを高めていました。
ふるさとを愛する心を育てるための、図画工作科による効果的な授業方法の実践でした。