特別に支援の必要な児童 今月の例会は、特別に支援の必要な児童への望ましいかかわり方について、多田先生の話を中心に進めました。 まず、学級で困っている子の実態を皆で挙げてみたら、次のようなことがありました。 ・ やらなければいけないことができな…
新しい年度が始まりました。 4月の「創」では、新学年が始まる前に確認しておきたい「学習規律」をテーマとして米升先生の指導の元で、学び合いました。 今年度は、これまで以上に会員の生の声を聞きながら、テーマに沿って一緒に学びを深めていきたいと考え…
昨年7月、遺書のような手紙を残して死亡した女子中学生の問題について、第三者組織「市いじめ防止対策推進審議会」からいじめの実態が報告されました。 その中の「いじめは、小学校低学年のころから・・・」という文字が、彼女の長く深い苦しみを語っていて…
今年も「鈴木三重吉賞」の入選作が中国新聞に連載されています。 先日の「創」で、気に入った一篇づつを (印刷して配布する)→(視写する)→(感想を書く)→(感想を話し合う) といった一連の学習に取り入れたらいいと提案しました。 そもそも、入選者の多…
ふるさと庄原市敷信で「子どもの人格形成と造形活動」についてお話する機会をいただきました。 ちょうど寒波襲来の雪の日でした。 幼少期から思春期までの私を育ててくださった人々、そして野も山も皆あたたかく、深い雪もまた懐かしさばかりでした。 子ども…
先週、友人がディスカッションに登壇した「広島市幼児教育シンポジウム」に参加しました。 昨年度より文部科学省の委託を受けて、幼児教育アドバイザーを活用して幼児教育・保育の更なる質の向上を図ろうとする事業のうちの一つでした。 そこで、4つの実践…
先日、三原市立沼田西幼稚園・小学校の表現・図画工作科の自主公開教育研究会が行われました。 昨年度、広島県造形教育研究大会の会場だった学校です。その大会を機会に表現・図画工作科の研究に取り組まれ、充実した県大会を終えられましたが、本年度も続け…
前回「創」の後のふり返り文の中に、次のようなものが複数ありました。 「図画工作グループ」メンバーからの感想文です。 「学年の先生に授業を提案するための手立てとして、ねらいや授業の展開、導入の工夫などを書いた資料と共に、作品例の写真などをセッ…
今年もまた、原爆の日を迎えました。 テレビや新聞、広島の街は、「平和」の文字が溢れています。 人事権限の県から市への移譲に伴い、広島市は原爆の日の登校日が叶わなかったのは残念でした。 なぜなら、原爆の日だからこその、子どもたちの心に沁みる取組…
先月21日に、平成29年3月公示予定の新学習指導要領解説が公開されました。 「よりよい社会を創る」という目標に向けて子どもたちが未来の創り手になるための必要な資質・能力を育むために、ポイントの一つとして挙げられた「カリキュラム・マネジメント」に…
前回の「学級担任制から学年担任制への転換を」に対して、次のようなコメントをいただきました。 専科にしたところで、根本は変わらない。 力量がない教員が授業をすれば、荒れる。 逃げずに、教員の力量をあげることを考えるべき。 貴重なご意見、ありがと…
≪ 学級崩壊への一対応策 ≫ 学級崩壊が、今日の学校運営上の大きな問題としてあるようになりました。背景には様々な要因があり、対応策も様々求められるところです。 ここでは、その一つとして、学校としての組織や運営方法に、有効的な改善策の可能性につい…
あわただしく学年末の日々が過ぎています。 「やらなければならないこと」「済ませなければならないこと」にただただ追われていつしか「こんな力を身につけさせたい」「こんな子どもの姿に近づかせたい」という年度当初思いめぐらせて決めた、あるいは途中の…
年度初めの子どもたちとの出会いから一年を終えようとしている今、学級の子どもたちは友達や担任との付き合い方にも慣れて、一番落ち着いた時期に入っているころだと思います。 お互いを知り合うまでの年度当初のような学級内のトラブルや不満、葛藤を抱える…
「教育の役割」ということから話す研修の機会をいただきました。 当然教育は、子どもたちのよりよい人格形成にかかわるものでなければなりません。 そして、教師のタイプとして、主に教え込みや鍛える方法をとる教師と、子どもたちが自ら学びたいと思えるよ…
また、新しい年が明けました。 いつの頃からか、新年や誕生日の節目に「もう年はいらない」と、思い続けてきています。それと同時に、その一年一年に流れる時間の早いことといったらありません。 しかし、子どもたちに目を向けると、一年間に吸収する知識の…
「アクティブラーニング」の声が大きく聞こえるようになってきました。次期学習指導要領改訂の核となる文言で、「主体的な学び」「対話的な学び」「子ども同士の協働」等の視点からの改善を意図しています。 しかし、これらは戦後以来求め続けてきた学びの姿…
―みる・かく・つくる de 人づくり― 10日も前になりましたが、上記のテーマで、11月28日広島県造形教育研究大会三原大会が多くの参加者を得て開催されました。 午前中は授業と分科会で、各校種毎に会場校の公開授業や三原地区からの実践発表でした。 小学校会…
カウンセリングの療法に触れる機会がありました。 アーロン・T・ベックによって開発された認知療法では、人間の認知の過程を3段階に捉えています。 その一段階である「中核信念」の自分を取り巻く世界の一定の概念について、次のような一例を示しています。…
先日、高田敏子氏の詩「じっと見ていると」の学習を、2年生の子どもたちとしました。 そして、自分たちも高田さんをまねて、 いろいろなものをじっと見てその声を聞いた詩を創りました。 〇 えんぴつを じっと見ていたら えんぴつが言ったの。 「しんがなく…
今年度、創では「言葉の力」の育成を目指しています。 「読む」「書く」「話す」「聞く」のどれもが、言語力をつけるためにも人間力を高めるためにも大切な力で、それぞれは連動していることを、実践を踏まえながら研究を進めているところです。 その中の「…
造形教育広島県大会が11月25日に三原市の沼田西小学校を中心に行われることは、先にお知らせした通りです。 この大会を継続的に指導しておられるのが、比治山大学 若元澄男 教授です。(これも前回紹介しました。) 一方、その若元先生を中心に、「子どもた…
前回の「創」の時、今回のオリンピックで教師自身が一番心動かされた選手のことを教材にし、夏休み明けに、ぜひ子どもたちと一緒に振り返って考える機会を持ってほしいと言いました。 私が今年度指導を担当している新任教員は、水泳200メートル平泳ぎで金メ…
この度もまた、中村和世先生(広島大学)から、アメリカ インディアナ大学との国際授業研究会のご案内をいただき、視聴させていただきました。 この研究会は、インターネットによる国際会議システムを用いて、教員のグローバル資質の向上と日米教員の授業開…
8月の「創」を終えました。 今月は低・中・高学年グループで進めている自主研究の中間報告の会でした。 7月までの月一回、グループ研究に当てる時間は1時間ばかりですから、足りない分、どの部会も中間発表前に自主的に集まって話し合いを続けていました。…
先日、会員の一人から「今、県立美術館で行われている『全国高等学校総合文化祭』の展覧会にきています。すごいパワーです。」という知らせのメールが届きました。 短い文面から彼女の興奮ぶりが伝わってきました。その思いを共有したくて、時間をやりくりし…
メンバーの一人から、次のようなうれしい便りがありました。 「先日、市内の研究会で、『近くの人と話してみましょう』という時間がありました。 いつもなら黙って待っているのですが、今回は自分から話してみたり、皆さんに話を振ってみたりして、全員の意…
創の定例会でした。 今日は、授業において大事なことは、確かな教材解釈と的を絞った発問であること、そしてそれが「つながる話し合い」に通じ、子どもたちの幅広く深い思考を引き出すのだということを学び合いました。 詩「かたつむり」(リューイ作・いで…
一昨日、三原市立沼田西小学校の校内研修会に参加する機会をいただきました。沼田西小学校は本年度の広島県造形教育研究大会(三原大会)の会場校です。 「人間形成に向かう美術教育」 ~みる かく つくる de ひとづくり~ のテーマの元、比治山大学 若元澄…
昨日、広島大学での講演会に行きました。 長く図画工作科教育でお世話になっています 広島大学 中村和世先生が中心になって行われた講演会でした。(東京大会もありました) テーマ アメリカの教育改革と学校教育の再設計講 ――シカゴ大学実験学校の21世紀…